車のタイヤの空気圧は高めがいいって本当?低かったり高かったりするとどうなる?

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車に乗っている皆さん、

タイヤの空気圧はきちんとチェックしていますか?

おそらくこの記事を読んでいる人は、定期的にチェックしている。もしくは気が向いて今から入れようとしているんじゃないですか?

空気圧の適正値はそれぞれの車に表示がありますが、こんな事を耳にしたことがある人は多いのではないでしょうか。

“空気圧は高めがいい”

この言葉を信じて高めにしているという人は多いかもしれません。

たしかに、空気圧を高めに入れることによるメリットはあります。しかし、同時にデメリットもあることを知っておかなければいけません。

そこで今回は、タイヤの空気圧が低すぎたり高すぎたりするとどうなるのか?

空気圧は高めがいいと言われる根拠を知って、自分に合った空気圧を見つけるために、空気圧の知識をわかりやすく紹介します。

まずは基準となる適正値を確認しよう

全ての車には、ドアの内側などに以下のような適正空気圧を表示するシールが貼られています。

下の例でいくと適正空気圧は230kPa(キロパスカル)ということです。

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空気圧を高めに入れる場合は、適正圧力の10%程度を上限にすることをオススメします。

上のような適正値が230kPaの場合は、250~260kPaとなりますね。なので、230~260kPaの範囲内で自分に合った空気圧を探すという方法がベストです。

空気圧が高めだとどうなる?

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“空気圧は高めがいい”とよく耳にする言葉ですが、高めに設定することで得られるメリットは、本当にアナタにとってもメリットなのでしょうか?

なんとなく高めに設定していた人は、一度目を通しておいて損はありませんよ。

燃費が良くなる

空気圧を高めにするとタイヤがパンパンになり、タイヤと地面が接する面積(接地面積)が小さくなります。

そうすると抵抗が小さくなるので結果的に燃費が良くなるという仕組みです。

空気圧を高めに入れている人の多くがこの“燃費向上”を目的にしているのではないでしょうか。

しかし、一つ注意してほしいことは、「空気圧を高めにしたからといって劇的に燃費が向上するわけではない」ということです。

これは僕の実体験ですが、空気圧を高めにすることで燃費がどのくらい向上するかというと、“せいぜいリッターあたり0.1km程度”です。

とはいえ、「塵も積もれば山となる」といいます。リッターあたりにすると微々たるモノですが、長い目で見ると立派なメリットだと思います。

ハンドルが軽くなる

設置面積が小さくなって抵抗が小さくなることでハンドル操作が軽くなります。

パンパンに張ったタイヤとグニャッと潰れたタイヤで、どちらのハンドルが軽いかをイメージしてもらうとわかりやすいかと思います。

車を運転していて「ハンドルが重いな」と感じる人は、空気圧を高めにしてみるといいかもしれませんよ。

乗り心地が悪くなる

空気圧を高く設定するとタイヤはパンパンに張っている状態なので、段差などの衝撃を吸収できなくなります。

そのためゴツゴツと跳ねるような乗り心地になり、地面からお尻に伝わる衝撃はわかりやすいほどに変わりますよ。

タイヤが偏磨耗しやすくなる

設置面積が小さくなるということは、タイヤの両端が浮いているような状態になっているということです。

そうなると、タイヤに掛かる負荷がタイヤの中央に集中してしまうことになり、その部分だけが早くすり減ってしまいます。

このように、タイヤの一部分に負荷が掛かってタイヤが均等に磨耗しない状態を「偏磨耗」といい、コレはタイヤの寿命を縮める原因の一つとなっています。

ブレーキの効きが悪くなる

タイヤの接地面積が小さくなるということは、地面との摩擦抵抗も小さくなるので、当然ブレーキが効き始めてから停止するまでの距離(制動距離)は長くなってしまいます。

簡単に言うと、ブレーキの効きが悪くなるということです。

空気圧補充の頻度が減る

タイヤの空気圧は、走行していなくても1ヶ月で約5%減少していきます。

例えば、適正値で入れた空気圧は1ヶ月後には“適正値よりも低い状態”となりますが、あらかじめ空気圧を高めに入れておけば、1~2ヶ月経って空気圧が減少したとしても適正値に留まっているという状態になります。

そのため、結果的に1ヶ月に1回と言われている空気圧のチェックの頻度を減らすことができるというわけです。

空気圧が低めだとどうなる?

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それでは逆に、空気圧適正値より低めに入れておくことどういったことが起こるのでしょうか。

結論から言ってしまうと、空気圧が低いことによるメリットは少なく、デメリットは安全性に関わることなので、空気圧を適正値より低く入れることは止めておいた方がいいです。

燃費が悪くなる

タイヤと地面の接地面積が大きくなってしまうので、抵抗も比例して大きくなり燃費は悪くなってしまいます。

ここで注意してほしいことは、

空気圧を適正値より高めにしても燃費は劇的に向上するわけではないが、適正値よりも低めにした場合は目に見えて燃費が悪くなるということです。

体感ですが、空気圧を高めに入れても燃費はせいぜい0.1km/Lぐらいしか良くならないのに、空気圧が低めだと0.3~0.4km/Lぐらい悪くなってしまいます。

残念ながら、高めに設定したときと比べて燃費への影響が大きく、その燃費の差は到底無視できるものではありません。

乗り心地が良くなる

空気圧が高めの状態とは反対に、柔らかさと適度な弾力のある状態のタイヤは、地面の段差などの衝撃を吸収してくれます。

乗り心地は柔らかく快適に感じる人が多いでしょう。

ハンドル操作がしにくい

タイヤと地面の接地面積が大きくなるため、当然ハンドルは重くなります。

また、ハンドルが取られやすくなり操縦性が低下するため注意が必要です。

空気圧を頻繁にチェックする必要がある

許容範囲内で空気圧を低めに設定することはユーザーの自由ですが、1ヶ月に1回は確実に空気圧をチェックしてください。

タイヤの空気圧は高い場合よりも低い場合の方がデメリットが多く、また安全性に関わるリスクが大きいです。

しかし、現実として常に減り続ける空気圧を「安全性に影響を与えることなく低めに維持する」ことは難しいでしょう。

結論

タイヤの空気圧は適正値よりも高めの状態と低めの状態とで、それぞれメリット・デメリットあります。

しかし、空気圧を低めにした場合のメリットは乗り心地ぐらいしかなく、反対にデメリットは安全性に関わる重大なリスクになりかねません。

よって、適正値よりも低めに空気圧を設定することは止めた方がいいです。

タイヤの空気圧は適正値か、もしくは許容範囲内で高めに設定するのが正しいですよ。

 

以上、『車のタイヤの空気圧は高めがいいって本当?低すぎたり高すぎたりするとどうなる?』・・・でした!