もしも大谷翔平が一刀流だったら日本プロ野球通算記録を更新できたか

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日本ハムファイターズに入団当時、大谷翔平の二刀流起用は野球界で賛否両論あり、国内外で論争が巻き起こりました。

しかし、そんな周りの不安はよそに彼は見事二刀流選手としての成功を収め、今では海を渡りメジャーリーグでも大注目の選手となっています。

今回は、そんな大谷選手がもしも投手か打者に専念していたら日本プロ野球の通算記録を塗り替えることができたのかを検証します。

 

 

はじめに

野球ファンの人なら知ってる人は多いと思いますが、各部門の通算1位の記録はエグいです。半端じゃないです。
そんな歴代選手たちが残した偉大な記録を、100年に一人の逸材といわれる大谷選手がもしも一刀流で、かつ引退するまで日本プロ野球でプレーしていたら通算記録の上位に食い込むことができるのか。

僕自身かなり興味があるので、検証していきます。

条件

各部門の歴代1位の選手たちが、何年間現役としてプレーしていたか調べてみるとだいたい22年間ぐらいでした。なので、大谷選手も22年間プレーするとして計算します。

1シーズンの総試合数は143試合ですが、彼は意外と怪我が多いので、打者としては1シーズンに130試合出場するものとします。

ただし、投手としては中4日、5試合につき1登板のペースで1シーズン稼働するものとします。

年齢とともに身体能力は衰えていくはずなので、1〜10年目を100%ととし、その後段階的に減らしていきます。

・プレー年数は22年間

・投手としては中4日、5試合につき1登板のペースで出場

・打者としては総試合数143試合のうち130試合に出場、1試合に4打席

・計算後の小数点以下は切り捨て

・1〜10年目までを100%、11〜15年目を90%、16〜19年目を80%、20〜21年目を70%、22年目を60%で計算

投手部門

いきなり話の骨を折ってしまうようですが、投手部門の通算記録上位に名を連ねる選手は、今のように先発ローテーション制が確立されていない時代の選手がほとんどです。
彼らの時代はエース格の選手は毎日のように先発し完投していました。なので、現代のローテーションでの投手起用のシステムでは、到底及ばない記録なんです。それでも、彼がどこまでその記録に迫れるか計算していきます。

大谷選手の投手としての成績

大谷選手が日本で残した記録を元に計算をするので、まずは彼の日本での通算記録を確認しておきます。

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総登板数が少ないのであまり参考にはなりませんが、凄い勝率ですね。歴代通算1位藤本英雄さん(0.697)の記録を大きく上回っています。

通算勝利数

まずは、歴代選手たちの通算勝利数ランキングを5位まで見てみましょう。

1.金田正一(400勝)

2.米田哲也(350勝)

3.小山正明(320勝)

4.鈴木啓示(317勝)

5.別所毅彦(310勝)

さすがに往年の選手たちの記録はエグいですね。金田さんなんか400勝って・・・

ここに大谷選手がどこまで食い込んでくるか検証していきます。

1シーズン143試合で中4日のローテーション、5試合に1登板すると仮定して、

143÷5=28.6

1シーズンに28試合登板します。

彼の通算勝率は.737なので、1〜10年目は

28×0.737×1=20.636

1シーズンに20勝という計算になりました。ここ数年の最多勝投手は多くても17勝程度なので(マー君を除く)、大谷選手が投手に専念したらすぐに最多勝投手でしょうね。

11〜15年目は、

28×0.737×0.9=18.572

16〜19年目は、

28×0.737×0.8=16.508

20〜21年目は、

28×0.737×0.7=14.445

22年目は、

28×0.737×0.6=12.381

なので、通算勝利数は

(20×10)+(18×5)+(16×4)+(14×2)+(12×1)=394

なんと394勝!!

金田正一選手の400勝にこそ届きませんでしたが、通算勝利数は堂々の歴代2位。また、金田選手はその登板数の多さから敗北数も歴代1位の300敗ですが、大谷選手は登板数は少ないですが勝率が高いので最高でも222敗という計算になりました。

また先発ローテーション制が確立された近代野球での記録ということも忘れてはいけません。

打者部門

打者部門も同じく、王貞治や張本勲をはじめ、通算記録上位に名を連ねる選手たちは凄まじい成績を残していますよ。本塁打数と安打数に絞って検証していきます!

大谷選手の投手としての成績

大谷選手が日本で残した記録を元に計算をするので、まずは彼の通算記録を確認しておきます。

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通算安打数

まずは、歴代選手たちの通算安打数ランキングを5位まで見てみましょう。

1位.張本勲(3085本)

2位.野村克也(2901本)

3位.王貞治(2786本)

4位.門田博光(2566本)

5位.衣笠祥雄・福本豊(2543本)

んー。見れば見るほどに達成不可能な数字に感じてしまいます。投手部門では大健闘してくれた大谷選手を信じましょう。では、検証していきます。

1シーズンに130試合出場する条件なので、1シーズンあたり520打席を迎えるものとします。

大谷選手の通算1170打席のうち1035打数という記録を参考にして、1シーズンで460を打数としてカウントします。

彼の通算打率は.286なので、1〜10年目は、

460×0.286×1=131.56

1年間に131安打という計算になりました。ちなみに、ここ数年は200安打近くの成績を残さないと最多安打のタイトルは獲得できない状態となっています。

11〜15年目は、

480×0.286×0.9=123.552

16〜19年目は、

480×0.286×0.8=109.824

20〜21年目は、

480×0.286×0.7=96.096

22年目は、

480×0.286×0.6=82.368

なので、通算安打数は、1310.615.436.192

(131×10)+(123×5)+(109×4)+(96×2)+(82×1)=2635

これまた2635本という素晴らしい数字が出ました。歴代ランキングでは王貞治に次いで第4位という記録です。

しかし、22年間で毎シーズン130試合に出場するという、この条件の方が現実味がなかったのかなと思います・・・。この計算でいくと大谷選手の通算打数は11440と現在歴代1位の10472(野村克也)を大幅に更新してしまうんです。

まぁあくまでも可能性の話なので細かいことは抜きにしましょう。

通算本塁打数

まずは、歴代選手たちの通算本塁打数ランキングを5位まで見てみましょう。

1位.王貞治(868本)

2位.野村克也(657本)

3位.門田博光(567本)

4位.山本浩二(536本)

5位.清原和博(525本)

王さんの記録は抜けないでしょう・・・。868本は凄すぎます。なんてったって世界記録ですからね。

さすがに1位更新はないでしょうが、何位に食い込めるでしょうか。では、検証していきます。

大谷選手は日本での通算安打数296本のうち48本の本塁打を放っています。これは、1打数につき16%の確率で本塁打を打つ計算になります。

前述したとおり、大谷選手の22年間の仮説の通算安打数は2635本なので、

2635×0.16=421.6

通算本塁打数は421本という記録となりました。残念ながらランキングトップ5には食い込むことができませんでしたね。秋山幸二さん(437本)に次ぐ歴代16位という結果になりました。

ちなみに、大谷選手が1打数で本塁打を打つ確率は16%でしたが、王貞治さんは31%となっています。凄すぎる・・・。

まとめ

大谷選手の可能性を検証し、彼のポテンシャルの高さに驚いたのはもちろん、歴代選手たちの偉大さがわかりました。

今回の検証では、投手・打者として記録した大谷選手の数少ないデータを単純に計算しただけのものなので、あくまでも可能性として気軽に見てください。実際には、怪我による長期離脱などがあるかもしれないですしね。

おそらく、投手での勝利数はもう少し減少し、ここ最近大きな成長を遂げているので打者としての成績はもっと上昇するのではないかと考えています。